夜のお仕事は「ラクして稼げる」なんて大嘘! 元セクシー女優が暴露する厳しい現実…“負け組は人権ゼロ”の過酷な実態
SNS上では毎日のように、キャバクラやガールズバーで働く「夜職」の女性をめぐって「ラクして稼げていいね」⇔「そんなわけないわ!」という未経験組VS経験者の争いが繰り広げられています。ネット上での言い争いはいつの時代も絶えないと思いつつも、元セクシー女優の私・たかなし亜妖は後者サイドなこともあって、どうしても経験者の肩を持ちたくなってしまいます。
実際のところ夜職は売れれば天国、負ければ地獄。負け組は煌びやかなネオンの元で人権ゼロに等しい扱いを受けるため、厳しい現実と直面せざるを得ません。 夜の仕事は出勤するだけで即・高収入のイメージが強いけれど、不人気のキャストはそもそも月収50万円にも満たないです。飲み屋の場合だと顧客を呼ばなければ早上げや時給カット、急な休みの要請をされる対象となってしまいます。 これを業界では「出勤調整」と呼びますが、要するに調整を喰らうキャストは店として必要のない存在という意味とイコールです。売り上げを立てられない人間に高い時給を出せないのは当たり前の話ですが、休みになれば当然日給も発生しません。自分自身の存在価値が給料で測られるなんて、なんとシビアな世界なのでしょう。 「じゃあ客を呼べば高収入なんでしょ?」と言われれば確かにそうです。しかし平成後期あたりから夜職人口は多くなり、現在はどこもお客の取り合い状態に! 需要と供給が一致せず、脱げば稼げる、飲めば金になる時代がとっくに終わっているせいで、顧客獲得のハードルが上がってしまったのです。 繰り広げられる店内の戦争で勝ち抜けなければ ・高収入から遠ざかる ・延々と売れっ子のヘルプで、席をたらい回しにさせられる ・度重なる出勤調整 ・太いお客に着かせてもらえない(店としては確実に“指名を掴める”子を優先するから) …と、人権とは何だ?と考え直すレベルでコキ使われてしまう始末に。店もはっきりクビと言わず、自ら辞めていくように仕向けるのでそこそこタチが悪いです。でも、これが繁華街の現実であり常識なのです。 ぶっちゃけ、見た目が良ければ他の人よりかは色々と有利になるものの、今は可愛い/カッコいいキャストが飽和状態。結局、中身が伴っていないと高収入をキープすることが難しいのです。仮にスタートダッシュが良くても段々と右肩下がりになり、ルックスや若さだけでどうにもならなくなる→泣く泣く繁華街を去るなんてケースは超あるあるです。